センチュリー×よどがわ
『つながる』コンサートVol.3
コンサート名:大人のほっこりコンサート
日時:2024年3月16日(土)14:30開演
場所:センチュリー・オーケストラハウス
主催:大阪よどがわ市民生活協同組合
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
<Program>
●モーツァルト
アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章
●楽器紹介
久石譲:映画『ハウルの動く城』より、「人生のメリーゴーランド」
サン=サーンス:動物の謝肉祭より「鳥かご」
米津玄師:カイト(嵐)
久石譲:映画『天空の城ラピュタ』より「ハトと少年」
フィルモア:ラサストローンボーン
カバレフスキー:道化師のギャロップ
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番より第3楽章
(15分休憩)
●モーツァルト:クラリネット五重奏曲より第1楽章
●三村総撤編:Film Music Suiteより
●シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』より「侯爵様、貴方のようなお方は」
●オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』序曲より
●アンコール:ふるさと
<Players>
ヴァイオリン:関晴水、池原衣美
ヴィオラ:木田奏帆
チェロ:望月稔子
コントラバス:丹澤加奈子
フルート:永江真由子
クラリネット:持丸秀一郎
ホルン:鎌田渓志
トランペット:横田健徳
トローンボーン:三窪毅
パーカーッション:安永友昭
ソプラノ・司会:北野加織
大人のほっこりコンサートは、大人(中学生以上)の淀川市民生協の組合員家族しか参加できないです。
事前に申し込みをして、応募多数だった場合は、抽選にて参加の合否を決めるようでした。
当選すると、下記のハガキが送ってくるので、当日はハガキ持さんで直接会場に行きます。(3月8日から全額キャンセル料が発生・参加費は後日生協登録口座より引き落とし)
座席番号は決まっていて、当日パイプ椅子に番号が張り付けてあるので、指定の席に座ります。
コンサート会場は日本センチュリー交響楽団の練習場で、入口が分かりにくいのですが、服部緑地公園の主要な場所に、生協さんのスタッフが数名立っておられ、入口まで分かりやすく説明・誘導してくださいます。
13時45分開場は正確に守られるので、早めに到着すると受付の外で待たされます。座席は決まっているので、早く行く利点はあまりないでしょう。(よどまる君のパネルが展示してあり開催時間5分前まで記念撮影出来るようになっている)
コンサート終了時には座席の片づけ(パイプ椅子の収納)のボランティアが呼びかけられ、自由参加ですが、若い人はほとんどお手伝いしており、よどがわ市民生協のスタッフさんが積極的に動かれるので、すぐに片付きました。
全体の感想としては、
生協側の準備がしっかりなされており、とても手際が良い。
生協側のスタッフの数が充実しており、対応がスムーズ。
練習室の音響がかなり良いと感じられた。
練習室内「飲食禁止」で、飲み物も会場の外で飲まなければならず、徹底している。
開催中「つながる」のテーマを奏者が意識しており、特別感ない身近な感じのする、親しみやすいコンサートだった。
演奏の感想としては、
指揮者なしにより、
弦楽器は、合わせが中途半端な箇所があり、音の雑音が多い・透明感に欠ける箇所が見受けられた。「間がもたない」感じで、音楽性が少し低いかな~と思う。
管楽器は、ホルンを除いて良かった。
3月1日に入団したばかりというホルン奏者は、ホースに息を吹き込んでくれるなど、観客へのサービスは良く、非常に興味深かった。しかし、楽器紹介の演目に難しい曲を選び、決めるべき音が決まらない現象が多発。演目をもう少し親しみやすい・簡単なものにした方が良いのではないか。
トランペットは素晴らしかった!
私が調べたところによると、センチュリーの楽団員ではなさそう。助っ人?
周りとの協調性を大事にしているようで、実力があるのに手を抜いた演奏をしているようだった。トランペットはそもそも大きな音は出るが、終始控えめな音で・ミュートを付けても音が目立っていた。力を隠そうとしているが、隠しきれないという印象を受けた。
楽器紹介の演目では「ラピュタ」のトランペットソロの旋律を演奏されたが、音に雑味がなくとても伸びやかで美しい。ただ1音だけ音を変えて演奏しておられたのが不思議で、素人には分からない事情があるのかと思った。
小編成とは言え、指揮者は必要な気がした演奏会だったが、2500円とお手頃価格なので~そこまでは求めてはいけないのかもしれない。
全体的には、フレンドリーでアットホームな、よいコンサートだった。