大阪フィルハーモニー交響楽団 第530回 定期演奏会
指揮:ダン・エッテインガ― ピアノ:清水和音
曲目:リャードフ ポロネーズ作品49
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー 交響曲第4番
まず、久しぶりにフェステバルホールに行ったのですが、とても綺麗でビックリしました!
清水和音氏は、桐朋学園の教授ですが、さすが桐朋学園は違いますね。
難しいパッセージを楽々と弾きこなし、圧倒されました。
全く「危なげな部分」がなかったので、音が心地よく、眠くなるほどでした。
楽団との調和においても、素晴らしかったです。
どこまでも伸びる音。綺麗な旋律。
ピアノと楽団との橋渡しの部分が大変自然に演奏されていました。
ダン・エッティンガー氏のチャイコフスキーは、言いたいことが大変よく分かる指揮でした。
静かなパッセージは、消え入りそうな程の静けさで。
激しいパッセージは、体がビクっと飛び上がりそうな位の激しさで。
コントラバスからバイオリンまで、音に波を生じさせたのかと思う箇所もありました。
バリトン歌手だった時期があるようで、「歌わせる」のが上手ですね。
かと言って、主旋律だけを追っているのではなく、伴奏部分もしっかり指揮しておられました。
曲目が終わると、観客は腕を上げて拍手喝采でしたよ。
楽団員が撤退を始めても、まだ拍手が起きていました。