大阪交響楽団 第227回 定期演奏会




大阪交響楽団 第227回 定期演奏会

指揮:沼尻竜典
曲目:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 交響曲 第101番「時計」
   マックス・ブルック 交響曲第3番

 第1部のハイドンでは、沼尻指揮者が、大変ユニークな指揮をされていました。
体全体を使って、遊んでいる・楽しんでいる、独特な指揮でした。
ハイドンは喜劇なので、そのようにされたのかと思われます。

 第2部のブルックでも(楽しい指揮が見られるのかな?)と思ったらば、普通な指揮でした。
観客席の人間は、結構、期待していたんですけれどもね…

 私の勝手な主観ですが、ハイドンは音が少ないので、途中眠くなりました。
ブルックは、ロマン派時代の作曲家なので、音がそこそこ多く・旋律も綺麗でしたので、飽きる事がなかったです。

 写真は、ザ・シンフォニーホール内の喫茶スペースで頂いた、軽い夕食です。

 

2019年3月18日

大阪交響楽団 第225回 定期演奏会




大阪交響楽団 第225回 定期演奏会

指揮:寺岡清高
アルト:福原寿美枝
合唱:関西二期会合唱団・大阪響コーラス他

曲目
マーラー
 交響曲 第3番 ニ短調

 関西フィルハーモニー管弦楽団「第九」特別演奏会と同様に、途中のトイレ休憩がなく、おおよそ100分ずっと座りっぱなしでした。けっこう辛いです。
約60分進んだところで、指揮者が「非常に素晴らしい」と言う旋律が流れてきます。「この旋律は、60分耐えた人にしか分からないものですよ」との事でした。
児童合唱団の子供たちは、「天使」の歌声を披露してくれました。子供達のくったくのない歌声は、まさしく天使の歌声。
マーラーの荘厳な旋律と、慈愛に満ちた優しい旋律が混じった、大曲でした。

2019年1月24日

関西フィルハーモニー管弦楽団「第九」特別演奏会




関西フィルハーモニー管弦楽団「第九」特別演奏会

指揮:飯守泰次郎
ソプラノ:石橋栄実
メゾ・ソプラノ:小泉詠子
テノール:二塚直紀
バリトン:大沼徹
合唱:田辺第九合唱団

曲目
モーツァルト
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲K.527
ベートーヴェン
 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」

 ベートーヴェンの期待が大きすぎて、モーツァルトはあまり覚えていないです。
第九は、合唱パートが始まるまで、長い忍耐が必要です。
4楽章で構成され、最後の最後4楽章で合唱が入ります。
そこまで、チラチラと合唱パートを思わせるフレーズが、オーケストラの中にも出てくるのですよね。
合唱の田辺第九合唱団の方々の中には、高校生~ご高齢な方までがいらっしゃり、「音楽には年齢は関係ない。平和を願うのに年齢は関係ない。」と思わされる、素晴らしい歌声が響き渡りました。

2019年1月22日

大阪交響楽団 第224回 定期演奏会




大阪交響楽団 第224回 定期演奏会に行ってきました

指揮:ユベール・スダーン
ヴァイオリン:郷古廉

曲目
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
 フリーメイソンのための葬送音楽 ハ長調K.477
アルバン・ベルク
 ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
フランツ・シューベルト
 交響曲第2番 変ロ長調D125

 席は、1階後ろの方でしたので、指揮者・ヴァイオリニストの顔までは、ハッキリ見えなかったです。

 モーツァルトは、葬送音楽だけあって、いつもの軽いノリではなく、暗い感じがしました。

 ベルク(1885~1935)は、聞いたことがない作曲家ですが、近・現代に分類されるのでしょうか。
やや難しい感じのする曲でしたね。どのように拍子をとっているのか、サッパリ分からなかったです。
しかし、ヴァイオリニストは上手く弾きこなして・分析できているようで、迷路に入ってしまったような聞き苦しさは、ありませんでした。

 シューベルトは、さすがに聞きやすかったです。
ベルクの後だけに、定型の音楽が、大変安心感を持って聞けました。

 大阪交響楽団の演奏は、全体的に、音の分厚さ・繊細さの表現が、まだまだ甘い気がしました。
難曲にチャレンジするのもよいと思いますが、音符を追うだけで精一杯な感じがして、残念ですね。
今後の演奏に、期待したいと思います。

2018年12月13日

第18回クリスマスコンチェルトwithビーム・ムジカアンサンブル




第18回 クリスマスコンチェルトwithビーム・ムジカアンサンブルコンサートに行ってきました。

YAMAHAが、広く出演者を募っているのかと思いましたが…どうやら指揮・ピアノの宮崎勤先生のお弟子さん達だけが、出演なさっておられるようです。

大阪音楽大学卒業生・大阪芸術大学卒業生は分かりますが、大阪大学学生さんも出演しています。

頭の賢い人は、なんでも器用にこなされるのでしょう。

私が、素晴しいと思ったのは、ショスタコーヴィチを弾かれた女性です。

場慣れしておられるように見えましたが、楽団の音をよく聞き・指揮者の振りをよく見て、大変冷静に弾いておられました。

豊中市立文化芸術センター大ホールの様子です。

アクア文化ホールのお隣に、大層立派で綺麗なホールが建ちました。

アクア文化ホールは、もうボロボロでしたからね。

2018年12月10日

ザ・シンフォニーホールとフェステバルホール




上記は、ザ・シンフォニーホールの様子です。
下記は、フェステバルホールの様子です。

11月22日の定期演奏会は、ザ・シンフォニーが会場だったのですが…完全に勘違いしていて、まずフェスティバルに行ってしまいました。
チケットカウンターのお姉さんに「これはザ・シンフォニーホールのチケットですので…」と言われ、「えっ!えええ~~~!!!」という感じでした。

私はなんでもギリギリは嫌で、常に余裕を持った行動を心掛けています。
幸い、両ホールは歩いて20分の距離しか離れていなかったので、時間までにザ・シンフォニーホールに辿り着けました。

何度も「ザ・シンフォニーホール」と書いてあるチケット&パンフレットを見ているにも関わらず、このありさまデス。
「思い込み」って怖いですね。

2018年11月24日

関西フィルハーモニー管弦楽団 第297回定期演奏会




関西フィルの定期演奏会に行ってきました。

指揮 オーギュスタン・デュメイ
ピアノ 児玉桃
オルガン 片桐聖子

曲目
フォーレ 組曲「ドリー」作品56
フランク 交響的変奏曲(ピアノとオーケストラのための)
サン=サンーンス 交響曲第3番ハ長調作品78「オルガン付」

フォーレの最初のほうの組曲だけ、聞いたことのあるメロディーが流れました。
やはり、知っている曲は、ホッとしますね。
グランドハープが活躍します。

サン=サンーンスは、ピアノの扱いが「効果音的・パーカッション的」でした。
恐ろしく速いテンポで、スケールを弾きます。
メロディらしきものは、なかったように思われます。
(ん?聞きなれない音が鳴っているな?)と思ったらば、オルガンの音でした。
コンサートホールの舞台上の壁一面に設置されているオルガン…あのパイプから音が出るのですから、不思議な楽器ですよね。
メンテナンスなどは、どのようにして行うのか、大変興味深いです。

当日の席は、1列目は座っている人がいなかった上での、2列目に座らせて貰いました。
実質「1番前」ですね。
そんな席で管弦楽団の音楽は聞いたことがなかったので、こちらが緊張します。
楽譜をめくる音が聞こえるのです。パーカッションの音のズレも気にならないです。
貴重な体験でしたが…音楽的・視覚的には、音楽を楽しむ場所ではなかったように思われます。
指揮者のフリはよく見えますが、後は足..足..足..
お好みにもよるのでしょうが、もう少し後ろでもよかったかな。

2018年11月22日

おとなのための楽典ワーク<コードネーム編>




おとなのための楽典ワーク<コードネーム編>
THE ADULT PIANO COURSE
THEORY2
編著者 橋本晃一
発行者 山下浩
発行所 株式会社ドレミ楽譜出版社

 この本は、ピアノ初心者向きではありません。
少なくとも、高校生レベルの楽典が出来ていなければ、独学で勉強するのは難しいでしょう。
しかし、とても良本なので、「コードを勉強したい人」にはオススメです。
音楽教室の「楽典講座」等で教材として使いながら、勉強されるのが良いと思われます。

 「コードネーム一覧表」には、基本的なコードの和音が載せられています。
ですが、すべてではありません。
JAZZピアノをやっていると、この一覧表にはないコードも表記されています。
しかし、この表をマスターしておくと、一覧表にないコードも考える事が可能になるでしょう。

 私はJAZZの伴奏・アレンジを考える時、この一覧表を使って、楽譜に音符を書きだします。

2018年11月20日

コードで楽しむハノン-コード感覚が自然と身につく!




著者 大浜和史
発行者 須田直治
発行所 株式会社ヤマハエンターテイメントフォールディングス出版部

 3年程前からJAZZピアノを勉強していますが…「コードを読む」事が、大変難しいです。
書いてあるコードを、その場で、音符に直すのが出来ないのですよね。
どーしても「コードネーム一覧表」を見ながら、楽譜におたまじゃくしを書かないと、弾けません。
第1転回形ですら音を押さえられないので、その他の転回形は、サッパリです。

 ピアノ&歌の先生の友人に「コード弾きは諦めようかと思う」と相談したところ、上記の本をおススメされました。
通常、昔からあるハノンに、楽しい伴奏?が付いています。
コードネームも書いてあるので、もしかしたら…今よりもは少しコード弾きが出来る様になるかもしれません。

 しかし、クラシック畑で育った私は、「コードを見る」より先に「音符を見る」癖が付いてしまっているのですよね。
3年も勉強してサッパリなのは、そろそろ諦め時かもしれません。

2018年11月18日

大阪音楽大学 第54回オペラ公演-指揮:森香織-




大阪音楽大学 第54回オペラ公演

G.C.メノッティ作曲・台本

歌劇「テレフォン」

歌劇「泥棒とオールドミス」

演出:粟國 淳

指揮:森 香織

2018年11/2 19:00開演  11/4 14:00開演

11/4の公演に行ってきました。

G.C.メノッティとは、聞き慣れない作曲家なのですが、1911年イタリアで生まれ2007年に亡くなった、近現代に生きた方です。

そして、今回の演目は…喜劇。

悲劇は、誰かが亡くなったらば、観客は感情移入して悲しみます。しかし、喜劇は、笑わさないといけないので、「難しい」と聞いた事があります。

観客席では、始めの方は遠慮がちに笑っていた人達も、最後の方では、豪快な笑いに変わりました。

ピアノについては、近現代の曲を弾くのは、とても難しいです。変拍子や不協和音のオンパレード。それを自分のものにする為には、何度も何度も反復練習して耳に音を慣らさせ、楽譜を細かく分析して、いかにスッキリと分かり易く弾くかが勝負となります。

今回、指揮をされた森香織氏も、同じ様に練習されたのでしょうか。大変な難曲だったと思われますが、スッキリ分かり易い指揮がなされていました。

 

 

2018年11月4日